人に寄り添った歌

　私のことを少し言葉にできそうな気がしたので書かせて頂きます。一言で、「人に寄り添った歌を歌いたい」と活動しているのですが、自分の中でうまく噛み砕けなくて、言葉にまとまらず、整理できていなかったのですが、長文でなら少し伝えられそうな気がしたので記しことにしました。良ければお付き合い頂ければ嬉しいです。

　私は温かい歌声が好きで、多分慈愛のある包むような歌声が好きなんですね。クリスハートさんやMISIAさん。ゴスペルやブラックミュージック、R&Bも実は好きで内から出る思いや気持ちを歌にしているからなのか、聴いているうちに身体を揺らしてリズムに乗ったり、なぜか涙が出たり。心が揺れ動いて振動する感覚があるんですね。

　今までも私は楽しい時はアップテンポなノリノリな曲を聴いて、悲しい時はバラードの切ない曲を好んで聴いてきたような気がします。悲しい時に明るい曲を聴いたりはそんなにしなかったかな。自分の状況や気持ちと重ねて同じ気持ちになって、共感して笑ったり泣いたり。自然な気持ちで、無理のないその時の自分にスッと入ってくる曲をその時々で聴いてきたような気がします。だからこそ、私もそんな曲を沢山作っていきたいし、そんな歌でありたいなと思ったんだと思います。あなたが辛い時に悲しい時に一緒になって共有できるような音楽、あなたが勇気を出したい時に頑張れるような音楽、あなたが元気になりたい時に聴きたい音楽。そんなあなたの人生の隣にある音楽でありたいなと思いました。生活の一部であり、あなたのドラマの1ページになるような音楽。

　特に、私はバラードや切ない曲が多いです。なぜなのか少し考えました。それは多分、私自身が辛い時や悲しい時こそ音楽にすがりたくなるからかなと思います。価値観の話になりますが、私は「楽しいことは誰といてもある程度楽しめるけど、辛い時一緒にいてくれる乗り越えてくれる人はそうそういない」と思っていて、そんな存在になれたらと思っているのかなと。それが音楽にも繋がっているのかなと、そう思いました。辛い時、誰にも言えない時言葉にうまく表せないときそんな時聴きたくなる曲、同じ気持ちになれる曲ならいいな、と無意識的に思っているのかなと思います。

　これから状況や環境が変わってまた考えや音楽性も変わるのかもしれません。ですが今の私はこんな想いで歌っていて、「人に寄り添った歌を歌いたい」の背景はこういう想いからなのかなと、少し気づいたので長文書かせて頂きました。文章は書くのも読むのも苦手で拙い文章でしたが、最後までお読み頂きありがとうございます！

今後ともmocoをよろしくお願いします。

2023.3.30(木)12:30